複数通貨ペアを監視する

多くの方が感じていることのひとつにドル円はあまり動かない時間があるということです。はじめて取引をする人にとっては米ドル円が一番お馴染みの通貨ペアで取引しやすいと思います。基軸通貨なのにドル円の動きは比較的不安定で、しかも長期的にあまり動かないときがあると思っている人も数多くいるでしょう。

クロス円って何?

さて、そこで通貨の相関性の考え方を意識しながらドル円以外にもクロス円などの複数の通貨ペアのチャートを見ているとドル円の動きにも一貫性があることが判明してきます。まず始めにクロス円と言う言葉の説明をしておきます。クロス円はユーロ円や豪ドル円などのことです。例えばユーロ円をロングするとFX会社とインターバンクの間でユーロドルとドル円が買われます。このことは合成通貨全体に当てはまることなので、クロス円と言われるユーロ円や豪ドル円、英ポンド円、ニュージーランド円、カナダドル円等々、これらの通貨ペア全てにはドル円が関わっているのです。クロス円は大きく動く傾向があるので利益率も高く取引量が多いのが特徴です。

今挙げていない他の国の通貨にもドルストレートがある点を考えると米ドルは全部の通貨に必ず関連しているので、基軸通貨と言われる理由となっているのです。この米ドルと直接唯一取引のあるドル円がいろいろな多彩な影響を受けて複雑な動きをするのは当然と言えるかもしれません。ですからドル円を含めて最低でも3通かペアを監視通貨ペアとすることがお勧めです。一つの通貨ペアだけを観察していても予想を立てるのが難しく、複数の通貨ペアであれば今後の見通しにある程度の理由付けができて予想しやすいといった側面があるのです。